酒の歴史


酒とはすなわち、アルコール含む飲み物のことです。この飲み物が、古くから多くの国の文化に根付いていることはすでに周知のことだと思いますが、いつから歴史上に登場し、人々を楽しませたり苦しませたりするようになったのでしょうか。


アルコールを含む液体そのものは、人類の登場以前から自然に存在していました。それを偶然口にした人々によって、酒の生産が始められたと考えるのが自然でありましょう。


考古学的には、紀元前7000年ごろ、つまりおよそ9000年前の中国で造られていた醸造酒が最古の酒とされています。次に古いものでは、紀元前5400年(7400年前)ごろのイランで、ワインが生産されていたことが確認されています。


酒が宗教に関わることも多々ありました。ローマではディオニュソス、ギリシアではバッカス、そして日本神話ではオオヤマツミとして酒神を讃えています。いっぽうで、イスラム教では飲酒は大罪として禁止しています。しかしこの法律は実際あまり機能せず、現在イランでは公式に飲酒を禁止しているにも関わらず、昔も今も飲酒が盛んです。酒の力がうかがい知れる事例だと言えましょう。