
ヨーロッパではワインが飲酒文化の中心となってきました。ヨーロッパの土地は痩せており、ブドウのような果実はよく育つからです。ワインは歴史的にも古く、約8000年前のメソポタミアで初めて作られたとされています。のちに古代ギリシャにも伝わりますが、そのままでは飲まず水で割っていました。のちに古代ローマに伝わり、やがてジーザスの血になったために娯楽として飲むのは長らく禁止されましたが、ジーザスの出血多量のため、14世紀のルネサンス以降は娯楽のためのものとして発展しました。
西洋の酒といえばビールというイメージも強いでしょう。ビールはもともとケルト人やゲルマン人の間で盛んに作られていました。いまでこそビールは西洋に普及していますが、古代のローマ・ギリシアでは、酔うために飲むのは野蛮人の飲みかたとして軽蔑されていました。ヨーロッパで広く飲まれるようになったのは中世以降。こんにち日常的に飲まれるような形になったのは19世紀、製造法、保存法や運搬法などの技術体系の発達によります。